香港で飲食業起業の現実。

さて。

なぜ僕は2012年にここ香港に来たのでしょう?

答えは

「レストランを開店するため」です。

 

なぜ香港だったのでしょう?

答えは

「外食文化で、外資の参入障壁が低いから」です。

 

なぜイタリアンだったのでしょう?

答えは

「シェフのパートナーが大阪でイタリアンレストランをやっていたから」です。

 

なぜあの立地(路面店、ちょっと町外れ、かなり狭い)を選んだのでしょう?

答えは

「最初のお店は絶対に路面と決めていた。希望地はセントラルやコーズウェイベイなどの繁華街をと思っていたが、想像を絶して家賃が高く、希望地からかなり外れてやっと家賃が想定内で見つかったから」です。

じゃあやってみて現実はどうでしたか?

現実1:「無知な同胞はカモ」日本人に騙される(日本人デザイナーにお金持っていかれそうになる。見積もりがいい加減。)
現実2:ライセンスなど想定外にすごいお金がかかる(日本にはない出費)
現実3:会社はすぐ作れる。でもビザが下りない。(投資ビザ。結構時間かかる)
現実4:物件を契約してからいろんな諸問題が発覚する(キッチン面積が足りない。電気容量がたりない。ガスが来ていない。)
現実5:そもそもこの物件でレストランライセンス・リカーライセンスが下りるのかは進めてみないと分からない。(飲食店用物件でない場合)
現実6:すぐに予定していた予算をオーバー。資金ショート。
現実7:日本人がイタリアン?といった偏見(特に欧米人から)
現実8:家賃が高すぎる
現実9:飲食業は求人が集まらない(香港で飲食業は人気がない。いい人材はすぐに引き抜きにあう)
現実10:物件の契約が2年もしくは3年と短い。(更新可能、でも家賃は上がる場合がほとんど)
現実11:大家さんが強い世界。契約の更新は大家次第(僕らは運よくとても協力的な大家さん)
現実12:香港人は飽きやすく、新しいもの好き

良いことはなかった?

良いこと1:お金持ちが多い(香港のお金持ちはバブリーな感じではなく、紳士淑女。良いお客様)
良いこと2:日本好きが多い(僕たちより詳しい、日本マニア。年間に6回日本へ旅行に行く人も)
良いこと3:食材の良さを知っている(高くても良いものには払ってくれる)
良いこと4:口コミ・紹介でお客さんが連鎖していく(想像を超える)
良いこと5:大家さんが協力的な人でラッキー
良いこと6:有名人がフツーに来る(香港の国会議員、アイドル、アリババのあの人とか)
良いこと7:投資の話がすぐに来る(店舗展開)
良いこと8:常連となると全信頼を寄せて「おまかせ」してくれる
良いこと9:うまくサイクルしはじめると 日本では考えられないビジネスになる(要は儲かる)
良いこと10:展開も撤退も早い(見極めのタイミングが日本より早い)
良いこと11:香港は狭いので香港中からお客さんがうちを目指して来てくれる。(商圏が広く、人が多い)

とこんな感じです。

 

僕も何も知らないままいろんな人をツテに走ってました。

無知からくる失敗や予想外の出費は多かったです。

ただ香港ですから自分でやってしまおう!というのも大変だし、時間がかかります。

その辺は「時間をお金で買う」ことは必要だと思います。

 

あとは香港に来た当初は、周りから見たら僕は「ネギ背負ってる鴨」

いろんな人がいろんな話を持って来ていたと思います。

 

やはり信頼の置ける香港人の友人がいてくれたことが一番大きかったです。

物件探しも、交渉も、ビザも、ライセンスも、生活も全てです。

 

香港は飲食地獄?

経営がうまくいかなければそりゃあ地獄と言えるでしょうけど

  • 現地パートナー
  • 資金
  • ターゲットを知る/明確化
  • 香港人の友人(信頼できる業者)
  • 日本のお店を持ってくるなら日本人スタッフを常時配置(ビザが取れる人材。大卒・経験者など)

以上をしっかり揃えれば最初のスタートはうまくいきそうな気がします。

 

香港は人も多くて、皆忙しく、ざわざわした感じですが、

ビジネスには良い環境だし、常にギラギラしていられます。

郊外には自然も多く、人も優しい、日本のような人付き合いとかのストレスも無い、

素の自分でいられます。

家賃だけは高いけど、それ以外はまさに「住めば都」

 

きっと香港を好きになれればきっと飲食もどのビジネスも天国になるはず!

 

香港にいらっしゃいな!

開業当初(2013年)

information

Trattoria Queen Hollywood
G/F, 258 Hollywood Road, Sheung Wan, HongKong

OPEN RICE

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