「ウチは…!ウチは…!」のオラオラ主義

外国人旅行者を誘致しようとする時、日本の受け入れ側があまりにも相手を知らなさすぎる、と言うか知ろうとしていないと感じます。

  • 「外国人の事は良くわからないけれど…来て欲しいよね。」
  • 「何が喜んでもらえるのか分からないけどウチにはこんな物も有るし、こんな事もできる」

インバウンド誘客が「外国人全部」になるとどこにでも有る情報しか出せないし、面白さも特別感も伝わりません。相手に全く刺さらない。

これからどの地域からきて欲しいのか、その人たちはどんな人かをちょっとでも研究した方がいいです。

例えば香港だと
淡路島と同じ面積に740万人が住んでいて、世界一家賃が高くて、社会人になっても親と同居で兄弟と2段ベットとかも普通で、外食が多くあまり料理をしなくて、家は狭くて、子供の教育に熱心で、競争も激しく幼稚園から塾に行ってて、スーパーには日本の物が溢れていて、日本食が一番の人気で、お金さえ出せば日本と同等かそれ以上の上質な日本食を食べることができて、日本へ行くと上質な日本食を割安で食べられると感じていて、旅行先では写真を撮る事が大事で、すぐにSNSに投稿して、要は自慢したい人が多くて、マネー主義で支出も多いからストレス社会で、中国の事を良く思っていなくて、日本に行くと中国人扱いされるのが一番嫌で、日本語を話せる若者も多くて、そのほとんどが最初はアニメとゲームから日本語を学んでいて、お金の使い方がはっきりしていて、旅行の移動は最安LCCで問題なくて、宿泊は5つ星、食事は一番良いコースなどメリハリがあって、3世代の家族旅行も多い。

例えばこんな情報ですよね。相手を知らないと何の策も打てないのは当たり前で、とりあえず日本人向けと同じ情報でいいや。日本語のパンフレットをそのまま英語に翻訳した情報でいいや。となるしかないです。

住む環境も、価値観も、抱えている課題も、旅行の目的も全然違います。

ここでの「オラオラ主義」って言うのは

  • 自分のことは良く分かっているが、
  • 何を求められているのかは分からないし、
  • 分かろうとしていない状態、
  • 完全にプロダクトアウトだけで、
  • 相手に合わせるアイデアすらない状態…
    そう言う主義の事を言っています。

インバウンドって周りがやっているから「とりあえず」やる、では絶対に失敗します。

オリンピックまでのブームでもありません。

世界的に旅行者が増えて各国みんな誘客大作戦をしています。台湾とかタイとかすごいですよ!ライバルはアジアの国々です。
まだ隣町と競争している日本はちょっと出遅れています。
でも魅力があるのでこれからが本番です。

これからという意味では2020年の東京オリンピックが一つのきっかけになると思います。

「じゃあ来なくて良い」ではダメなんです。